事業再構築補助金ですが、第一回の公募結果が出ていますので、ちょっとそれを基に分析してみます。
応募件数 22,231件。うち申請要件を満たしたものが19,239件。
採択された件数が8,016件。
つまり、22,231 – 19,239 = 2,992件が書類不備等の何らかの審査資格を満たさなかったということですね。
全体の13%ですか。
この申請は、認定支援機関の関与が必要なのですが、それにしても13%というのは多い気がします。
認定支援機関がチェックしていたのか?という疑問を持つのは私だけでしょうか。
さて、要件を満たしたうちの採択率は 8,016/19,239 = 42%
これが実際採択率と思っていいでしょう。
42%です。多い気がします。もうちょっと分解してみます。
①中小企業の通常枠が 5092/14783 = 34%
②中小企業の特別枠が 2859/4315 = 66%
③中小企業の卒業枠が 45/69 = 65%
中堅企業は省略します w
卒業枠は中小とはいえ、ある程度の規模の企業ですね。そもそも数自体が多くありません。
ここは、多くがキチンと計画を練って、しっかりとした支援機関と計画を作ったのかな?
問題は①と②です。
②の特別枠が優先になるのはわかっていましたが、66%。なんと3つに2つは採択です。
多いです。しかし、本当に3つに2つが適切な計画だったのか。
今は、知る由はありません。認定支援機関は、きちんとフォローしてほしいです。
そして、残った①の通常枠。34%。3つに1つが採択ですね。やっぱり多い気がします。
うーん、事業再構築の要件は決して低いハードルではないのです。
たまたま、質の高い応募が多かったのかな?そんなことは考えにくい気がしますね。
2回目の締め切りは近いです。次回は、もう少し狭き門になるでしょうか。